近年、施主から防音室を作りたいという依頼を受けるハウスメーカーや工務店が増えています。本記事では、防音室の需要と需要に対応する方法について解説します。
普通に生活していれば、「防音室は必要ないのでは?」と思う人がいるかもしれません。しかし、「楽器を演奏したい」「大音量で音楽を聴きたい」「ゲームをしたい」など、大きな音が出る趣味を思い切り楽しみたいときもあるでしょう。日中であれば楽器を演奏していても問題ない場合が多いですが、深夜に演奏したいこともあるでしょう。ゲームは夜中まで、もしくは朝まで楽しむ人もいます。こうした趣味を思い切り楽しむために、防音室を設置したいと希望する施主が増えているようです。
近隣住民の迷惑にならないように生活していても、騒音トラブルが生じてしまうケースは少なくありません。自分にとって騒音ではなくても、相手にとっては騒音と判断されたら、トラブルは避けられないでしょう。中には暴力沙汰になってしまうケースもあるため、トラブルを避けるために防音室の設置を希望する施主もいます。
一部屋だけでなく、住宅に防音施工を希望する施主も多いようです。生活音は騒音には当たらないと思われますが、洗濯機や足音、子どもの声などは意外と近隣にまで響くもの。特に子どもは感情にまかせて声を発するため、普段から気をつけていてもすべて防ぐことはできません。また、日中仕事をしているため、深夜から朝にかけて洗濯をしたいという人もいるでしょう。こうした人たちは、家を建てるときに防音施工を希望する傾向にあります。
施主が防音したいと思う用途はさまざまです。足音対策をしたい人もいれば、隣の部屋にテレビなどの生活音が響かないように対処したいという人もいるでしょう。また、外に音漏れしないように防音室がほしいと考える人もいます。足音対策であれば床の防音工事を、テレビなどの生活音は壁を、外への音漏れ防止であれば窓の防音工事を行うことで、施主のニーズを満たすことが可能です。施主が悩んでいる騒音について十分なヒアリングを行えば、ニーズを満たす工事を提案できます。
防音に対する施工方法にはさまざまなものがあるので、それらに対応できるよう自社で施工できる方法を増やすことも重要です。ひとつの部屋を完全防音にするのか、各部屋の床を防音対策したいのかなど、施主のニーズによって施工方法も変わってきます。より多くのニーズに対応できるよう、技術を高めましょう。
新築時に防音室を作ることがあれば、既存の住宅に防音室を設置したいと希望する人もいます。ニーズに応じた施工を提案できれば、より多くの需要に対応可能です。また、工事によって防音室を作る以外にも、部屋に組み立て式の防音室を導入する方法もあります。組み立て式の防音室は導入費用を抑えられるケースがあるため、提案できるとより顧客のニーズを満たすことができるでしょう。
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