暖房設備

エアコンやファンヒーターなどとは違い、耳障りな動作音や乾燥のない床暖房。そんな暖房設備の不具合や急な故障に備える、設備保証について見ていきましょう。

保証の対象となる不具合

故障の原因が床下の配管の場合

床暖房の修理の中でも大規模な修理になるおそれがある温水マットの故障や不具合。広さにもよりますが30万~80万円程度の修理費がかかるといわれています。

何らかの理由で配管が故障すると、故障している場所は目視で確認しなければならないため、小さな配管故障であっても床全体をめくる必要があります。

また、配管の修理と新しい床の張り替え工事が必要になるため、工事期間は1週間程かかることもあります。工事期間は部屋を使用できなくなるため、その部屋を使わなくていいように準備するなど生活が不便になることもあります。

参照元:EPARKくらしのレスキュー(https://rescue.epark.jp/columns/gas/1051)

故障の原因が給湯器の場合

温水式床暖房の修理は、定期的な点検を怠らなければほとんどの場合、大規模な修理をしなくても済みます。しかし、給湯器だけは一般的に使われている給湯器と同じで、10年程度経過したころから修理や交換が必要になります。

給湯器メーカーでは、標準的な使用条件の下で安全上支障なく使用することができる期間を設計標準使用期間として定め、期間は10年と設定していますので、これを超えて使用している給湯器などは交換が必要になることが多いようです。

給湯器の交換だけで済む場合は、工事費込みで6万円~15万円程度の費用で済むことがほとんどです。

参照元:工事屋さん.com(https://ko-jiyasan.com/user_data/lifespan_of_floor_heating.php)

故障の原因が不明の場合

温水式床暖房の寿命は30年程度といわれていますが、耐久試験の評価などからは実際の温水式床暖房の寿命はもっと長いのではないかといわれるほど故障しないで使い続ける事が出来る設備のようです。

しかし、必要なメンテナンスを怠ったり、重い家具が配管を傷つけたりなど、ユーザー側の不注意によるものが原因になっている場合もあります。

それでも、10年を過ぎてくると故障の確率は少しずつ上がり、その原因は不明であることも多いようで、はっきりした原因がない限り寿命と判断せざるを得ないようです。

参照元:リフォマ(https://reform-market.com/floor-heating/contents/expenses-floor-heating#section--2)

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